9月28日21時に、台風18号が発生しました。台風18号は大東島地方に接近したあと北東に進み、10月1日には日本の東に達し、10月2日午前3時に温帯低気圧に変わりました。
そして、10月13日に発生していた台風のたまご・熱帯低気圧が、10月14日15時頃に南シナ海で台風19号へ発達しました。その後南シナ海を西に進み、10月15日9時にベトナムで熱帯低気圧に変わりました。
台風18号19号2022気象庁の進路図は?
2022年発生の台風一覧です。
台風1号マラカス 2022年4月8日発生
台風2号メーギー 2022年4月10日発生
台風3号チャバ 2022年6月30日発生
台風4号アイレー 2022年7月1日発生
台風5号ソングダー 2022年7月29日発生
台風6号トローセス 2022年7月31日発生
台風7号ムーラン 2022年8月9日発生
台風8号メアリー 2022年8月12日発生
台風9号マーゴン 2022年8月22日発生
台風10号トカゲ 2022年8月22日発生
台風11号ヒンナムノー 2022年8月28日発生
台風12号ムイファー 2022年9月8日発生
台風13号マールボック 2022年9月12日発生
台風14号ナンマドル 2022年9月14日発生
台風15号タラス 2022年9月23日発生
台風16号ノルー 2022年9月23日発生
台風17号クラー 2022年9月26日発生
台風18号ロウキー 2022年9月28日発生
台風19号ソンカー 2022年10月14日発生
まずは、気象庁の天気図を見てみましょう。
台風18号「ロウキー」
9月28日21時現在の状況です。台風18号は大東島地方に接近したあと東北東に進み、10月1日には日本の東に達し、10月2日には温帯低気圧に変わりました。
9月29日18時現在の台風18号です。進路が台風17号とかぶっていました。

10月2日午前3時に台風18号は温帯低気圧に変わりました。

10月1日15時現在の台風18号です。

10月2日午前3時の天気図です。

台風19号「ソンカー」
気象庁の台風情報によれば、10月13日9時にフィリピンの西にあった低気圧が台風19号のたまご・熱帯低気圧へと発達し、10月14日15時に台風19号「ソンカー」へと発達しました。その後、西に進み10月15日9時に熱帯低気圧に変わりました。
2022年10月14日15時現在の様子です。

その後、10月15日9時に熱帯低気圧に変わりました。

台風20号のたまご、台風21号のたまごについては、別の記事で追っていきます。
台風18号19号2022米軍進路予想!
台風のたまご熱帯低気圧になる前の状態から表示される、米国海軍JTWCの台風情報も見てみます。
2022年10月1日15時現在の台風18号の状況です。台風19号については後述で。

「TS 20W”ROKE”」という台風18号「ロウキー」だけになりました。その後、台風18号は温帯低気圧になり、10月2日15時の時点で台風の痕跡になっています。
しばらく目立った低気圧の発生はなかったのですが、10月10日には、このまま発達すれば熱帯低気圧になる可能性がある低気圧が観測されました。
2022年10月12日15時現在の様子です。熱帯低気圧になる可能性のある低気圧が4つも観測されています。

その後、10月14日15時台風19号が発生した時の状況です。

南シナ海の「90W」が「TD 22W」熱帯低気圧の表示ですが、台風19号「SONCA(ソンカー)」になりました。
「TD 21W」は「TS 21W」へと発達しましたが、米国海軍JTWCの台風情報ではまだ名前がついていません。
また「97W」が赤い円の表示になったので、24時間以内に熱帯低気圧になる可能性がある部分になっています。台風21号のたまごになる可能性があります。
その後、10月15日15時現在の情報です。

「TS 22W”SONCA”」は熱帯低気圧になりましたが、ここではまだ台風の表示です。
「97W」だった低気圧が「TD 23W」と熱帯低気圧の表示になりましたが、気象庁は台風20号と発表しています。
また、気象庁は「91W」「TS 21W」については特に発表はしていません。
台風20号のたまごと台風21号のたまごについては、別の記事で追っていきます。
週末には日本に影響を及ぼすかもしれないと思われた「TD 23W」ですが、台風19号の進路と被った進路を取っており、日本列島に直接の影響はないようです。
10月もまだ台風シーズンです。
台風18号19号2022ヨーロッパWindy最新情報と進路予想!
ヨーロッパ(チェコ)の企業が提供している、リアルタイム気象情報 Windy.com のデータを見てみます。
右上のアイコンを操作して、風の流れを表示したり、雨・雷の様子を見られるようになっています。
Windy.com のデータでは、10月15日21時現在、3つの低気圧が認識されています。台風19号と台風20号がひとつの低気圧として表示されています。日本の東にある2つの低気圧は米国海軍JTWCの台風情報の「91W」「TS 21W」が表示されているものと思われます。
台風18号19号2022たまご発生はいつ?
9月28日21時に台風18号が発生しました。台風18号は29日から30日にかけて日本の南に、10月1日には日本の東に達し、2日には温帯低気圧に変わりました。
10月11日に発生した台風19号のたまごが、10月14日に南シナ海で台風19号になりました。その後10月15日に熱帯低気圧に変わりました。日本には特に影響がありませんでした。
台風20号のたまご・熱帯低気圧と、台風21号のたまごになるかもしれない低気圧が観測されています。10月に日本列島に台風が接近することはしばしばあるので、別の記事で引き続き注視していきます。
→台風20号21号2022米軍進路予想!たまご発生はいつ?気象庁の進路図も
