梅雨ですね。
そういえば、5月のGWの頃にバイト先で、衣類乾燥機の話になったんですよ。
ちなみにバイト先は、子育てが終わった主婦と子育て中の主婦とそのうち子育て予定の主婦と孫守りをする主婦と子どもいない主婦(わたし)を取りそろえていて、例外はあれど、ほぼ主婦で構成されています。
ある同僚の「洗濯機が壊れたから仕事終わったらすぐに家電量販店に走らなきゃ」という話から、
「本当は乾燥機も欲しかったんだけどね」って話になったんですよ。
衣類乾燥機のメリットは?
梅雨時は当然ですが、わたしの住んでいる雪国では冬……特に降雪時など、洗濯物を外に干せない日が何週間も続きます。
それで、昔から家を建てるときにサンルームを作って、そこに室内干しをするのが一般的です。
加えて、昨今では花粉症が増加していて、花粉の時期に屋外で洗濯物を干すと花粉が衣類につく可能性が大なので、花粉症の時期は室内干しにするという家庭もあるそうです。
あと、共働き家庭では、朝でかける前に干した洗濯物を日中に取り込む人がいないので、急に雨が降ってきたりすると外干しではもう対応できません。最初から室内干しにしてしまいますね。
昔のわたしのように、共働きに加えて残業が多いと、帰宅後に風呂に入ってから、夜中に洗濯機を回して干す場合もありますね。
しかし、ただ干しているだけでは、特に冬などは一日ではすっきり乾かないことが多いです。
夜中はさすがに無理ですが、コインランドリーへ持って行って乾燥だけさせるという手もあるのですが、持って行くために出かけるにしても、
- 雨や雪でせっかく乾かした洗濯物が濡れる
- コインランドリーに行ったら全ての乾燥機が使用中で順番を待たなければならないことがある
- そもそもコインランドリーに行く時間がもったいない
とにかく面倒くささ極まりないので、家にあったら助かると思っている人は多いです。
数年前に新築したわたしの実家も、最初は物干し場を作ったのでそこに干しておけば良いだろうと思っていたらしいのですが、結局、あと付けで衣類乾燥機を導入していました。
衣類乾燥機を導入してしまえば、天気が悪くても2回、3回と洗濯機を回さなければならない家庭でも、次から次へと洗濯物を乾燥できます。
また、最近は乾燥機能がついた自動洗濯機もたくさん出てきましたが、なにしろお高い。
これ、仮に故障したとしたら、洗濯と乾燥がいっぺんにできなくなる上に、出費がハンパないことは容易に想像できます。
洗濯と乾燥が別々なら、どちらか片方が故障しても、片方だけの買い換えで済みます。初期投資は大きいかも知れませんが、考えてみる価値はあると思います。
衣類乾燥機は、電気式かガス式か
衣類乾燥機には2種類あります。「電気式」と「ガス式」です。
電気式は、工事不要で場所を選ばない
電気式には、内部のヒーターで乾かす「ヒーター式」と空気中の熱を利用して乾かす「ヒートポンプ式」の2種類があります。
どちらも工事がほぼ不要で、設置場所もあまり選ばず手軽に設置可能です。
例えば、洗濯機の上部のスペースが空いていれば、乾燥機用のスタンドを設置して、その上に乾燥機を載せれば設置完了です。
とはいえ、電気式でも洗濯機の後ろと上部に十分なスペースが必要なので、サイズ確認は必要です。
ただし、電気式の乾燥機は湿気を排出する排湿筒がなく、ドラム内の湿気を逃しづらいので、ガス式と比べると乾燥時間が約2倍くらいかかります。
電気式は少なめの洗濯量だと乾きやすいので、世帯人数が少ない方に向いているようです。
ガス式は、パワーがあり短時間で乾燥
ガス式はガスを利用して高温で乾燥させる方式です。電気式に比べてパワーがあり、ドラム内の湿気を排出する排湿筒があるので、電気式よりも短時間で乾かすことが出来ます。家族の多いご家庭や1回の洗濯量が多いご家庭に向いています。
ただし、ガス栓の増設や排出筒の設置のため壁に穴を空けたりする工事が必要なので、賃貸に住んでいる人にはまず無理でしょうし、設置費用および工事費用がそれなりにかかります。
ガス衣類乾燥機「乾太くん」とは
ところで、バイト先の雑談で乾燥機も欲しかったという話になったときに、他の同僚がガス乾燥機を使っていて、それがものすごくいいって力説し始めたんですよ。
ガス衣類乾燥機。その名も「乾太くん」
あっ、それ知ってる!
「乾太くん」とは、リンナイのガス衣類乾燥機です。
昔々、初めてこの製品名を聞いたときは「ちょいダサ?」とか思いましたが、導入した家庭の評判はすごく良いのです。
実はわたしの実家で後付けで導入したのは、これです。
「乾太くん」のメリット
- ガスのパワーで一気に乾かすので、タオルなどはふわふわに乾き、シャツなどはしわが少なく仕上がります。
- 乾燥時間が短いので、家事の時短につながります。
- 洗濯機の近くに設置した場合、洗濯物を物干し場に持って行って干すという手間が省け、家事の負担軽減になります。
- 湿気を外に逃がしているので、部屋の湿っぽさがないです。
電気式の乾燥機でも、家事の時短や負担軽減は十分はかれますが、ふわっふわ具合で勝ちますね。
そして、電気式は湿気が逃げる場所がないので、運転中から運転後の部屋に微妙な湿っぽさが残ります。
「乾太くん」のデメリット
しかし、そんな「乾太くん」にもデメリットはあります。
- ガス乾燥機本体が、決して安くはありません。大ざっぱに電気式乾燥機の倍くらいという感じです。
- ガス乾燥機ですから、ガスを引くためのガス管工事が必要です。工事費用は安くはないです。
- 乾燥機の設置工事が必要で、これも費用がだいぶかかります。湿気の排出管の工事のために壁に穴を空けなければいけません。取り付けたい場所にもよるので、工事費用は千差万別、とにかく見積もりが必要です。どちらにしろ安くはないです。
安くはないですが、こういった工事は安いところに飛びつくと後々痛い目にあうこともあるから、工事業者選びには気をつけてね。
コロナ禍の現在…
2022年6月現在、海外生産されているあらゆる部品の供給に遅れが出ているそうで、いろいろな業界で納期遅延が発生しています。
ガス業界も例外ではなく、ガス乾燥機や給湯器など、注文からだいたい3ヶ月くらい、ものによっては6ヶ月くらいかかるものもあるそうです。
ということで、梅雨シーズンにはもう間に合いませんけれど、梅雨時や冬の降雪時の洗濯事情や家族の人数、今後何年も使用することを思えば、「乾太くん」の導入を考えてみても良いのではないかと思いますよ。
タオルとかふわっふわに乾くよーって、同僚が言ってました。