わたしは2019年に長年勤めていた会社を退職しました。
身体を壊して入院して、退院はしたものの、通勤にも支障が出るほど体力が回復しなかったのです。
当時はそういうわけで、急いで再就職はしないことにしたので、夫の扶養に入りました。
今はアルバイトを掛け持ちできるほど体力は回復したけど、もう以前のように毎日残業みたいな無理をするつもりはないわ。
身体を壊して退職したわたしのような人だけでなく、
子どもを療育に送迎しなくちゃならないし、付き添いをしなくちゃいけないから退職するわ…
夫の転勤についていくので退職します……でも知らない土地だし、しばらくは再就職も難しいかな……
こんな感じで年間収入が減った兼業主婦(兼業主婦だった人も)、かなり多いのではないかと思います。
そこでここでは、退職などで年間収入の減った人が、税金面でお得になることを、書いていきたいと思います。
わたしはパソコンでやってます。
スマホでやる人もいるし、ちょっと手間をかけるだけ。
年の途中で退職したら、確定申告
会社員は毎月の給料から所得税を源泉徴収されていますし、年末調整もあります。
しかし、年の途中で退職したら年末調整もできませんし、源泉徴収もとても中途半端な状態になっています。
退職した後、別の会社に転職していれば転職先の会社で年末調整をしてもらえるので、大丈夫ですね。
でも、退職したあと、どこにも就職していなかったり、そもそも仕事をする予定もなかったりすると、年収が当初の予定より低くなるので、その分、本来収めるべき税金も少なくなるはずですよね。
源泉徴収で余計に取られっぱなしじゃないかしら
そこで、自分で自分の実際の年収に見合った税金の計算をしようというのが確定申告です。
会社員だった人はたいがい払った税金が戻ってくることが殆どなので、やらないともったいないです。
会社員時代、年末調整でいくらか戻ってきたじゃないですか、あれと同じですよ。
税金を余分に払っていただけなのに、戻ってくると臨時収入みたいで、ちょっと嬉しかったりしませんでした?
会社員でも、確定申告
会社員の方は、基本的には会社で年末調整をするので、確定申告は不要です。
一旦退職した方も、年内に再就職できていれば再就職先で年末調整をしてもらえるでしょう。
ただし、再就職が12月とかですと、再就職先の年末調整がもう終わっていたりしますので、そのときは会社から確定申告をするように言われるかもしれません。
わたしも仕事で年末調整のチェックをしたことがありますけど、小さな会社でも12月第2週とかに終わらせてしまいますからね。
そうでないと年内に年末調整の差額分が返せませんので。
なぜ確定申告をするのか
なぜ確定申告をおすすめするのかと言えば、年末調整のときに生命保険の控除証明書などで計算したりするようには調整できない控除があるからです。
所得税には所得控除と税額控除があるのですが、会社員とて全ての控除が年末調整で計算できるわけではないのです。
大ざっぱに計算の仕方を言いますと、まず収入全体から基礎控除や生命保険料控除などの所得控除を引いて、税額を計算します。その税額から税額控除を引くと、納めるべき税額が計算できるという作りになっているのです。
会社員は年末調整をした時点で既に、源泉徴収で納め過ぎている税金がちょっと戻って来てます。
でも、確定申告で年末調整ではできない控除額も含めて計算をし直すと、更に戻ってくる分ができるのです。
何らかの理由で生命保険料の控除証明書が会社の年末調整に間に合うように届かなかったり、忙しすぎて住宅ローンの残高証明書を取りに行けなくて、会社の年末調整に間に合わなかったり……そんなこともありますよね。
そんなことになったら、確定申告をすればいいのです。
国税庁のサイトで確認してみよう
実際に確定申告をしようという場合はもちろんですが、そうでなくても、国税庁のサイトで所得税の確定申告のページを一度ちらっと見てみましょう。
もちろん、自分に当てはまるところだけでかまいません。
今まで全く気にしていなかったことが、あれ、ひょっとして……という気づきになるかもしれません。
でも、国税庁のサイトって、お役所言葉で書いてあることが多くて、
一般市民にはむずかしすぎるわ!
そういう時はもっとかみ砕いて書いてあるサイトを検索してみましょう。
確定申告について書いた記事がたくさん上がっていますし、わたしもおばさん目線でいろいろかみ砕いていきたいと思います。
で、国税庁の確定申告のサイトを見ていたら、
わたし、ひょっとして確定申告した方がいいんじゃないかしら……
……ってなっちゃった人がいるかもしれないので、また確定申告の話をしていきたいと思います。