2023年7月20日午前3時、フィリビンの東に台風5号のたまご・熱帯低気圧が発生し、その後発達して、2023年7月21日9時には台風5号「トクスリ」になりました。
また、台風5号とは別に2023年7月27日午前9時にフィリピンの東に発生していた熱帯低気圧が、7月28日未明に台風6号「カーヌン」に発達しました。
台風5号6号2023米軍進路予想!
台風のたまご熱帯低気圧になる前の状態から表示される、米国海軍JTWCの台風情報を見てみましょう。
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2023年7月27日18時の様子です。「TY05W”DOKSURI”」という表示の非常に強い台風5号「トクスリ」がフィリピンの北にありました。これは7月29日午前3時に熱帯低気圧に変わりました。
米国海軍JTWCより
そして7月28日、フィリピンの東に、台風6号「カーヌン」が発生。強い台風になりつつ沖縄に到達しましたが、その後ほとんど動かずに沖縄周辺では暴風雨が続いています。
2023年8月8日15時現在の様子です。「TS06W”KHANUN”」が沖縄付近に停滞、暴風域が大きいため沖縄の広範囲が暴風域に入っています。
米国海軍JTWCより
その東に、新たに熱帯低気圧「TD07W」が発生しています。気象庁の台風情報では既に台風7号となっています。
引き続き注視していきます。
台風5号6号2023気象庁の進路図は?
2023年発生の台風一覧になります。
台風1号サンヴー 2023年4月20日発生
台風2号マーワー 2023年5月20日発生
台風3号グチョル 2023年6月6日発生
台風4号タリム 2023年7月15日発生
台風5号トクスリ 2023年7月21日発生
台風6号カーヌン 2023年7月28日発生
台風7号ラン 2023年8月8日発生
台風5号「トクスリ」
「トクスリ」とは韓国が提案した韓国語で「鷲(わし)」を意味する言葉です。
気象庁の天気図を見てみましょう。
2023年7月28日18時現在の様子です。
気象庁の天気図より
2023年7月20日にフィリピンの東に熱帯低気圧が発生、その後発達して、7月21日午前9時に台風5号「トクスリ」になりました。7月28日現在、大型で強い台風5号は台湾の西から中国大陸に達しました。
7月28日15時現在の天気図です。
気象庁の天気図より
台風5号は、7月29日に中国大陸に到達し、熱帯低気圧に変わり、消滅しました。
台風6号「カーヌン」
「カーヌン」とはタイが提案したタイ語で「パラミツ(ジャックフルーツ)」を意味する言葉です。
気象庁の天気図を見てみましょう。
台風5号とは別にフィリピンの東に発生していた熱帯低気圧が、7月28日未明に台風6号に発達しました。
台風6号は沖縄地方に停滞し方向を変え、8日には屋久島に、9日には九州の西を北上し、10日には黄海に達し、11日に朝鮮半島で熱帯低気圧に変わりました。
2023年8月8日22時現在の様子です。
気象庁の天気図より
台風6号は、速度が遅いため沖縄から九州の広範囲が暴風域に入っていました。
気象庁の天気図より
また、8月8日21時現在、南鳥島近海に台風7号がありほぼ停滞しています。
8月8日22時の台風6号と台風7号です。
気象庁の天気図より
引き続き注視していきます。
台風5号6号2023ヨーロッパWindy最新情報と進路予想!
ヨーロッパ(チェコ)の企業が提供している、リアルタイム気象情報 Windy.com のデータを見てみます。
引用元 Windy.com
右上のアイコンを操作して、風の流れを表示したり、雨・雷の様子を見られるようになっています。
Windy.com のデータ表示では、2023年8月8日20時現在、九州に大きな低気圧、台風6号があり、その東にも大きな低気圧、台風7号が表示されています。。
引き続き注視していきます。
台風5号6号2023たまご発生はいつ?
2023年7月20日に、フィリピンの東にあった低圧部が台風5号のたまご・熱帯低気圧になりました。その後発達して、7月21日午前9時に台風5号に発達しました。大型で非常に強い台風5号は中国大陸に到達し、その後温帯低気圧に変わりました。
また、フィリピンの東に台風6号が発生しました。7月31日から8月にかけて沖縄方面に接近し大荒れとなりました。台風の進路は九州から朝鮮半島に達し、8月11日に温帯低気圧に変わりました。
また、台風6号の東に台風7号が発生しました。これについては次の記事へどうぞ。

引き続き注視していきます。


