熱帯低気圧が2箇所に発生していましたが、2023年8月23日15時、そのうちのひとつが台風9号「サオラー」になりました。台風9号は、9月2日現在華南にありますが、9月3日には熱帯低気圧に変わる見込みです。
もうひとつの熱帯低気圧も、8月25日03時に台風10号「ダムレイ」に発達しました。台風10号は東北地方に近づいたあと、8月29日15時に日本の東で温帯低気圧になりました。
台風9号10号2023米軍進路予想!
台風のたまご熱帯低気圧になる前の状態から表示される、米国海軍JTWCの台風情報を見てみましょう。
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2023年8月28日18時30分の様子です。フィリピンの東に「TY09W”SAOLA”」台風9号が、日本の東に「TS08W”DAMREY”」台風10号があります。
米国海軍JTWCより
8月30日には台風10号が消滅していて、「93W」が台風11号に発達、台風12号も発生しています。それについては次の記事になります。
その後の9月2日15時現在の様子です。台風9号「TY09W”SAOLA”」は、9月3日には熱帯低気圧に変わる見込みです。
引き続き注視していきます。
台風9号10号2023気象庁の進路図は?
2023年発生の台風一覧になります。
台風1号サンヴー 2023年4月20日発生
台風2号マーワー 2023年5月20日発生
台風3号グチョル 2023年6月6日発生
台風4号タリム 2023年7月15日発生
台風5号トクスリ 2023年7月21日発生
台風6号カーヌン 2023年7月28日発生
台風7号ラン 2023年8月8日発生
台風8号ドーラ 2023年8月12日発生
台風9号サオラー 2023年8月24日発生
台風10号ダムレイ 2023年8月25日発生
台風11号ハイクイ 2023年8月28日発生
台風12号キロギー 2023年8月30日発生
台風9号「サオラー」
「サオラー」とはベトナムが提案した、ウシ科サオラ属に分類される偶蹄類「ベトナムレイヨウ」を意味する言葉です。
沖縄の南にあった熱帯低気圧が発達し、2023年8月24日15時、台風9号「サオラー」になりました。
気象庁の台風情報を見てみましょう。
2023年9月2日21時現在の様子です。
台風9号は発生した時からフィリピンの東にあって停滞しています。台風9号は、9月1日に南シナ海、9月2日には華南にありますが、9月3日には熱帯低気圧に変わる見込みです。
気象庁の台風情報より
8月28日21時現在の天気図です。台風11号のたまご・熱帯低気圧が台風11号へと発達したため、トリプル台風になっていました。
気象庁の天気図より
8月29日12時にはまだトリプル台風の状態でしたが、8月29日15時には台風10号は温帯低気圧に変わりました。
気象庁の天気図より
台風10号「ダムレイ」
「ダムレイ」とはカンボジアが提案した、「象」を意味する言葉です。
8月21日15時に日本列島のはるか南東に発生した熱帯低気圧は、8月25日03時に台風10号「ダムレイ」に発達しました。
8月28日21時の様子です。
台風10号は日本の東にありましたが、このあと8月29日15時には台風10号は温帯低気圧に変わりました。
気象庁の台風情報より
ちなみに、8月28日21時の台風9号と台風10号と、台風11号の位置関係は、こんな感じです。
気象庁台風情報より
引き続き注視していきます。
台風9号10号2023ヨーロッパWindy最新情報と進路予想!
ヨーロッパ(チェコ)の企業が提供している、リアルタイム気象情報 Windy.com のデータを見てみます。
引用元 Windy.com
右上のアイコンを操作して、風の流れを表示したり、雨・雷の様子を見られるようになっています。
Windy.com のデータ表示では、2023年8月28日21時現在、フィリピンの北東に低気圧がひとつ、日本の東に低気圧がひとつ、日本のはるか南に大きな低気圧がそれぞれ表示されている台風になります。
引き続き注視していきます。
台風9号10号2023たまご発生はいつ?
沖縄の南にあった熱帯低気圧が発達し、2023年8月23日15時、台風9号「サオラー」になりました。日本列島の南東にあった熱帯低気圧も8月25日03時、台風10号「ダムレイ」になりました。
台風9号は28日には猛烈な台風になり、31日には南シナ海に到達し、9月3日には熱帯低気圧になると予想されています。台風の進路付近では警戒が必要です。
台風10号はあまり強くはならないまま、8月29日15時には温帯低気圧に変わりました。
また、台風9号と台風10号の間に台風11号が発生しました。この次の記事で見ていきます。




